ブルゴーニュ(Bourgogne)
ブルゴーニュ(ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏)はフランス北東部に位置する。ワインでも有名な丘陵地帯。車を走らせていると、見渡す限りのワイン畑、小麦畑、菜の花畑、ひまわり畑が止めどなく続いて、巨大な大地のタペストリーを見ているかのようだ。
ヴェロン村(Véron)
ヴェロン村(Véron)は人口2千人ほどの小さな村だ。三岸節子のアトリエが今も残り、そこに滞在させてもらった縁から何回か訪れた。高台の上に登っていくと、少し村を眺望できる場所がある。
平屋の建物がなだらかな大地の上に点在していて、ひたすら横へ横へと拡がっていく情景だ。
教会へと続く道。店や施設も集まっていて、村の中心部だ。
教会を斜め後方から。1600年頃に建てられた素朴な教会で、現在でもミサや結婚式や各種祭事にと、村の中心の役割を果たしている。
サンス(Sens)
サンス(Sens)は人口2万人ほどの町。その中心を流れるヨンヌ川のほとりに12世紀後半に建造されたというサン・モーリス教会は建っている。川沿いの教会は珍しく、加えて川岸に接するように建っているので、そこに目を引かれて制作。
ヴェズレー(Vézelay)
ヴェズレーはブルゴーニュ地方きっての古都である。丘の上に建つ町なので、見上げたり見下ろしたりと変化に富んだ構図が取れる。写真はヴェズレーからアスカン(Asquins)の村を見下ろす情景。
ヴェズレー近郊の村、サン=ペール(Saint-Père)からヴェズレーを見上げる構図。サント=マドレーヌ大聖堂が小さく見える。
同じくサン=ペール(Saint-Père)。立派なゴシック様式の教会が建っていた。
アスカン(Asquins)
ヴェズレー近くにある人口300人ほどの小さな村、アスカン。滞在していた宿の敷地内には家主さんの飼い馬がいて、ゆったりと過ごしている。お願いしてうまく画面に収まるように馬桶を置いてもらい、食べている間に一気に制作。
同じくアスカンの滞在していた部屋。梁もむき出しのインテリアは外光が柔らかく入ってきて雰囲気抜群。室内で油絵を描かせてもらえたのもありがたかった。ときどき馬も部屋に入ってくる。
バスルームの窓を開けていると、興味深げな顔であいさつに来るのがおかしい。
緩やかに蛇行した小道の向こうに見えているヴェズレーを描く。
アスカン教会の横に生えている木を描く。早朝の太陽が登り始めた静かな時間帯だ。
スミュール=アン=ノーソワ(Semur-en-Auxois)
スミュールはヴェズレーの東に位置する、アルマンソン川に囲まれた高台の上に建つ町。起伏に富んでいて絵の題材としては魅力的だ。ピナール橋とその上方に見えるノートルダム教会を見上げる構図で。
スミュールの町を少し遠くから。こうしてみると塔や城壁に囲まれた城塞都市だったことがわかる。
ブルゴーニュその他
ヴィルヌーヴ=シュル=ヨンヌ(Villeneuve-sur-Yonne)の高台から。ゆるやかな丘陵地帯が拡がっている。
グロン(Gron)の名もなき通り。シンメトリーの構図に惹かれて制作。
2023年に4週間滞在していた村、シャルニー(Charny-Orée-de-Puisaye)。人口1600人の小さな村だ。
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